


道宗道トレイル、再び...
かつて、世界遺産・五箇山の山深くを縫う「道宗道 / どうしゅうみち」は、修験者や村人たちが祈りを捧げながら歩いた、信仰と暮らしを結ぶ道でした。
峠を越え、谷を渡るたびに、人々の想いが刻まれたこの古道には、今もなお静かな祈りの気配が息づいています。
自然と共に生きてきた先人たちの足跡は、時代を越えて、現代の私たちにも語りかけてくれます。
道宗道が挑戦の舞台として蘇るまで
2014年、この歴史ある古道を舞台に、トレイルランニング大会「道宗道トレイルラン」は産声を上げました。世界遺産の地・五箇山で開催される本大会は、挑戦者たちにとっても、地元にとっても特別な存在となり、6年間にわたり多くのランナーを迎えてきました。
しかし、2019年を最後に大会は中断。新型コロナウイルスの影響、そして運営体制の見直しなど、再開には高い壁がありました。それでも、「もう一度走りたい」「地域を盛り上げたい」という多くの声が、灯を絶やすことはありませんでした。
そして2025年、実行委員会を再編。富山県南砺市・たいらスキー場を拠点に、新たな運営体制のもと、「世界遺産・五箇山 道宗道トレイル2025」が再始動しました。
かつての瑞泉寺スタートから、運営負担・安全性・アクセス性など様々な課題を議論し、再出発にふさわしい拠点として「たいらスキー場」に決定。ロング55km、ミドル23kmのループコースを新たに設計し、選手・応援者・地域がひとつになる大会を目指しています。
復活にあたり、大切にしていることは「地域との共創」。地元団体や自治体の協力のもと、整備、エイド設営、誘導、安全体制の構築など、すべての工程が地域の力で動き出しました。コースに息づく歴史と、現代の挑戦が交差する舞台。それが、道宗道トレイルです。
2025年10月12日——
その一歩が、再び道宗道の物語を紡ぎ出します。
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